
男性の妊活において重要な3つのポイント
ここでは妊活を進めていくにあたって男性側が注意しておきたいポイントについて紹介します。簡単に出来るものを挙げていきますので是非参考にしてみてください。
妊活には精子はため過ぎない。適切な禁欲期間を
精巣では精子が日々作られていて、ためられた精子が射精時に放出されます。
ためることで精子の量は確かに多くなりますが、ためすぎてしまうと古い精子が出てきてしまいます。古い精子は質や運動性が低くなってしまってい、妊活にとって有利に働くとはいえません。
そのため、妊活をする際には禁欲が7日以上にならないようにし、出来るだけ新しい精子を出すようにしましょう。
また、古い精子をためすぎないよう1週間に一度程度は射精して古い精子を放出しておくことをこころがけましょう。
精子をよくするために気にしておくべき生活習慣
家で出来ることとして精子にいいことは、バランスの良い食生活、適度な運動、最低6時間の睡眠。長時間の座位を避けることなどがあります。
精子は非常に繊細で健康状態の影響も強く受けるので、健康なからだづくりをすれば精子にも良い影響が出ます。
食事
精子は食事から作られているので食生活は大切です。サプリメントによって栄養素を補うことも可能ですが、出来る限り食品から栄養を摂ることをおすすめします。
積極的に摂った方がよい栄養素としては、ビタミンBやC、E、亜鉛などがあります。
そして、栄養のバランスが非常に大切です。たとえば、体にいいイメージの大豆製品や乳製品ですが、摂取しすぎるとホルモンバランスが崩れてしまうことがあります。
また、カフェインのとりすぎもよくありません。
運動
BMIが25以上になると精子の状態が悪くなる傾向があることがわかっています。肥満にならないよう、適正体重を保つために適度な運動をしましょう。
マラソンのようにからだが疲労してしまう運動は逆効果なので、何事も適度を意識することが大切です。
その他の生活習慣
何時間座っていたら悪い、座り方など明確な基準はありませんが、長時間の座位がよくないことがわかっています。デスクワークの方はお仕事の合間など、時々立ってみたりするなどを意識してみてください。
精子は非常に繊細であるため、このような生活習慣の改善でも精子の状態がよくなられる方が多くいらっしゃいます。
自分の状態を知る
妊活をおこなう前に自分の精子の状態を知っておくとよいでしょう。精子の状態に問題がみられなければ上のポイントを押さえて妊活を進めていけばよいと思います。
精子の状態に問題があった場合には、その状況に応じて治療が必要となってくることもあります。
『妊活をしてうまくいかず、後々検査をしてみたところ問題があった』では時間がかかりすぎてしまい、それまでの時間を損してしまうかもしれません。
精子に問題があるから必ずしも妊活がうまくいかないということはありませんが、精子の状態がいい方がうまくいく確率が高くなることは明らかです。
病院に行って検査をすることに気が進まない方でも最近では宅配で精子の簡易検査をおこなっているところもあります。宅配の検査で全てがわかるわけではありませんが、気軽におこなえるメリットがあります。