不妊の原因は男女にある

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不妊症というと、女性の病気というイメージが強いのではないでしょうか?
実は、不妊原因の約半分は男性側にあるのです。

不妊症と、不妊症の原因についてここでは詳しくご紹介させていただきます。

不妊症とは

不妊症とは、

『男女が一年以上避妊をせず性行為をおこなっても子供ができない状態』

と定義されています。

偶然できなかったという可能性もありますが、男性女性ともに問題がない場合、通常は1年で8割~9割のカップルが妊娠するといわれています。不妊期間が1年以上あるご夫婦は問題が無いかの検査をすることをおすすめします。

不妊の原因は男女にある

過去、不妊といえば女性側が原因のものだと思われていました。
最近では、以前と比較すると男性不妊に対する理解度(認知度)は広まってきているとはいえ、やはり女性側のものであるというイメージが強いです。また、男性不妊の存在自体を知らない人が多いというのも事実です。

世界保健機構(WHO)による原因調査の結果

では、具体的にどの程度男性側に問題があるのでしょうか?

世界保健機構(WHO)による不妊症の原因調査によると、不妊のカップル100組のうち、
・男性にのみ不妊原因があるカップルは24組、
・女性にのみ不妊原因があるカップルは41組、
・男女ともに不妊原因があるカップルは24組、
・原因不明が11組、
という結果でした。

つまり、100組中、実に48組のカップルにおいて男性に何らかの不妊原因があるのです。
不妊症とはおもに女性側の問題であると思われがちですが、実は男性サイドにも約半分の原因があることが分かったのです。

男性が不妊治療を開始すべきタイミングとは

男性側の不妊治療は、開始のタイミングが遅くなる傾向があります。
なので、まずは不妊は女性だけでなく男性側にも原因の可能性があるという認識を持つことがとても重要です。

では、いつ不妊治療を開始するのが望ましいでしょうか?

お勧めなのは、不妊期間が一年を超えた段階で、夫婦ともに問題がないかを調べることです。
男性の不妊検査は、気後れしがちですが、女性の検査と違って、身体的な苦痛を伴わない検査ですので先に受けるようにするのが理想的です。