精子検査の必要性

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男性は精子検査を受けた方が良いの?

男性は精子検査を受けた方が良いです!

不妊治療は女性だけではなく夫婦一緒に行うべきものです。女性が不妊治療をしても妊娠しなかった場合に精子検査を受けるのでなく、夫婦同時に不妊治療に取り組むことが望ましいです。

男性が精子検査を受けた結果によって、女性の不妊治療の方向性が変わってくる場合があるので、まず男性が精子検査を受けた方が良いかもしれません。妊活を行っている方はぜひ一度受けてみてはいかがでしょうか。

精子検査では精子の質を調べます!

精子検査では、精液量・総精子数・精子濃度・総運動量・前進運動率・正常形態率・DNAの損傷・感染の有無などを調べます。

妊娠に大きく関係しているのは総精子数と運動率と考えられていますが、精子DNAが損傷していると、精子が卵子と結びついても細胞分裂が正常に進まず妊娠率の低下と流産率の上昇を引き起こす可能性が高くなるといわれています。

精子の状態は体調によって変化するので、1回の精子検査で悪い結果が出てしまった場合でも複数回検査したら精子の状態に問題がないとわかる場合もあります。そのため、初回の精子検査の結果が良くても悪くても、できるだけ正確に評価するために、検査を2~3回受けることをすすめるクリニックもあります。

不妊の原因の約半数は男性にあるといわれています

不妊に悩む夫婦の約半数は、男性に原因があるといわれています。男性は女性に比べると生殖能力は長くあると考えられていますが、年を取るにしたがって精子の質が劣化するという報告があるので、期限がないというわけではないかもしれません。そのため、男性はできるだけ早く精子検査を受けて、問題があった場合は適切な治療を受けた方が良いでしょう。

精子検査を受けた結果、男性の精子の質には問題が無く女性に不妊の原因があるとわかったら、不妊治療の方針が変わることもあります。

そもそも夫婦で子供を作ろうとしているのですから、女性だけが不妊治療を受けて男性は検査を受けないということはおかしなことです。女性から精子検査のことを男性に言い出しにくい場合もあると思うので、男性は自分から積極的に精子検査を受けるようにしましょう。

食生活の改善や漢方薬の服用で精子の質が改善することがあります

原因によって検査後の対応は異なります。

軽度の異常が見つかった場合は、食生活の改善や抗酸化サプリメント、漢方薬の服用で改善することがあります。

食生活の改善などを行っても、精子の質の改善が見られない場合は、ホルモン検査・染色体検査・Y染色体微小欠失検査・超音波検査などを行い精子の質が低下している原因を突き止めようとしますが、男性不妊の原因がわかるケースは約半数ほどで、原因不明という場合が多いようです。

男性不妊の治療は、薬物療法・外科手術、射精障害などに問題がある場合はカウンセリングを行うことがあります。

原因不明の造精機能障害に対しては、漢方薬やホルモン剤(クロミフェン、hCG製剤、hMG製剤など)を3か月以上服用し、精子の質の改善を確認します。

薬物療法を行っても自然妊娠が難しい場合には、人工受精や体外受精、顕微授精などが選択肢に入ってきます。。

超音波検査で、精索静脈瘤が見つかった場合は外科手術を行い、精路に閉塞部が見つかった場合は、精路再建術で精路を開通させる治療を行うことがあります。

精子検査に関するQ&A

ここでは多くの方が疑問に思っている精子検査に関係することにお答えいたします。

・精子の優越はどのような指標で判断できますか?

受精しやすい精子を優れているとするならば、精子1匹単位では運動、特に前進運動が活発でDNAの損傷がない精子が優れているということになるでしょう。

・精子の数と運動率は機械で検査できますよね?

精子の数の測定は、顕微鏡と計算盤を使って目視でカウントする方法と、自動精液検査装置を使ってカウントする方法もあります。機械だとは精子に似たもの(ゴミのようなもの)もカウントしてしまう可能性がある、誤差が目視でカウントするよりも大きくなる傾向があるといわれています。

運動率についても精子の数の場合と同様のことがいえるでしょう。しかし、機械の測定では精子の運動性を詳細に評価できるメリットがあります。

・精子の数と運動率以外に気にすべき要素はありますか

受精のしやすさは、精子の数と運動率以外に、精液量・精子濃度・総精子数・前進運動率・生存精子率・正常形態率・DNAの損傷・などが関係していると考えられています。

・クリニックによって結果が大きくことなるのですがなぜでしょうか?

採精時の体調や時間によって、精子の状態が異なるのでクリニックによって結果が大きくことなることは珍しいことではありません。そのため同じクリニックで検査を受けても大きく結果が異なることもあるのです。

また、検査方法がクリニックによって異なっている可能性もあります。目視で精子検査するクリニックと、機械を使って精子検査するクリニックでは結果も異なります。

(まとめ)男性は精子検査を受けた方が良いの?

男性は精子検査を受けた方が良いです!

不妊治療は夫婦一緒に取り組むものです。精子検査の結果で女性の治療方針が変わる場合もあるので、男性は精子検査を受けた方が良いです。

精子検査では精子の質を調べます!

精子検査では、精液量・総精子数・精子濃度・総運動量・前進運動率・正常形態率・DNAの損傷・感染の有無などを調べます。

精子検査の結果は、体調によって異なるのでより正確に精子の状態を把握するために、精子検査を2~3回受けることをすすめるクリニックがあります。

不妊の原因の約半数は男性にあるといわれています

年を取るにしたがい、精子の質が劣化するという報告があるので、男性はできるだけ早く精子検査を受けて、問題があった場合は適切な治療を受けた方が良いでしょう。

食生活の改善や漢方薬の服用で精子の質が改善されることがあります

軽度の異常の場合は、食生活の改善やビタミン剤・漢方薬の服用で精子の質が改善されることがあります。

男性不妊治療は主に、薬物療法・外科手術・カウンセリングです。

精子検査に関するQ&A

運動が活発でDNAの損傷がない精子が優れているといえるでしょう。

精子の数と運動率の測定は、目視で行う場合と自動精液検査装置を使って行う場合があります。

受精のしやすさは、精子の数・運動率・精液量・精子濃度・総精子数・前進運動率・生存精子率・正常形態率・DNAの損傷などが関係していると考えられています。

精子検査結果は、採精時の体調や時間、検査方法で異なると考えられています。